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広告運用の業界用語?数値の計算方法?わかりやすく解説

こんにちは!
広告運用では、専門用語が多く使われます。
初めて広告運用に触れる方にとっては難しく感じることもあるでしょう。

このブログでは、リテラシーが低いユーザーでも理解できるよう、用語や計算方法を丁寧に解説します!

 

1. インプレッション(Impression)とは?

意味:
広告がユーザーに表示された回数のことです。
たとえば、あなたがSNSで広告を見たとき、それが「1インプレッション」です。

例:
広告が1,000回表示された → インプレッション数は「1,000」

 

2. クリック率(CTR:Click Through Rate)とは?

意味:
広告が何回クリックされたかを「表示回数」に対する割合で示した数字です。

計算方法:
クリック率(%) = クリック数 ÷ インプレッション数 × 100

例:
広告が1,000回表示され、そのうち20回クリックされた場合
CTR = 20 ÷ 1,000 × 100 = 2%

ポイント:
CTRが高いほど、広告がユーザーにとって魅力的であることを示します。

 

3. コストパークリック(CPC:Cost Per Click)とは?

意味:
広告が1回クリックされるごとにかかる費用のことです。広告運用の費用対効果を計る指標のひとつです。

計算方法:
CPC = 広告費用 ÷ クリック数

例:
広告費用が10,000円、クリック数が50回の場合
CPC = 10,000円 ÷ 50 = 200円

ポイント:
CPCが低いほど、コストを抑えて効果的に広告を運用できていると言えます。

 

4. コンバージョン(CV:Conversion)とは?

意味:
広告を見たユーザーが目的の行動(購入、資料請求、予約など)をしたことを指します。
たとえば、ECサイトで商品を購入した場合、それが「1コンバージョン」です。

例:
広告を見た1,000人のうち、50人が商品を購入 → コンバージョン数は「50」

 

5. コンバージョン率(CVR:Conversion Rate)とは?

意味:
広告を見た人のうち、何%がコンバージョンに至ったかを示す数字です。

計算方法:
CVR(%) = コンバージョン数 ÷ クリック数 × 100

例:クリック数が500回、コンバージョン数が50の場合
CVR = 50 ÷ 500 × 100 = 10%

 

6. コストパーアクション(CPA:Cost Per Action)とは?

意味:
1つのコンバージョンにかかった費用のことです。

計算方法:
CPA = 広告費用 ÷ コンバージョン数

例:
広告費用が50,000円、コンバージョン数が25の場合
CPA = 50,000円 ÷ 25 = 2,000円

ポイント:
CPAが低いほど、効率よく広告運用ができていることになります。

 

7. ROAS(Return On Advertising Spend)とは?

意味:
広告費用に対する売上の割合を示す数字です。

計算方法:
ROAS = 売上 ÷ 広告費用 × 100

例:
売上が300,000円、広告費用が100,000円の場合
ROAS = 300,000円 ÷ 100,000円 × 100 = 300%

ポイント:
ROASが100%を超えていれば、広告費用以上の売上を上げていることになります。

 

8. インプレッションシェア(Impression Share)とは?

意味:
広告が表示された回数が、表示される可能性があった回数のうちどれくらいを占めているかを示します。
広告枠が競争の激しい市場では、インプレッションシェアが広告の競争力を示す指標になります。

計算方法:
インプレッションシェア(%) = 実際のインプレッション数 ÷ 表示可能だったインプレッション数 × 100

例:
実際のインプレッション数が8,000、表示可能だったインプレッション数が10,000の場合
インプレッションシェア = 8,000 ÷ 10,000 × 100 = 80%

ポイント:
インプレッションシェアが低い場合、広告ランクを上げる対策(入札額の引き上げや広告品質の向上)が必要です。

 

9. フリークエンシー(Frequency)とは?

意味:
1人のユーザーが広告を見た回数を示します。

計算方法:
フリークエンシー = インプレッション数 ÷ リーチ数

例:
インプレッション数が10,000、リーチ数が2,500の場合
フリークエンシー = 10,000 ÷ 2,500 = 4回

ポイント:
フリークエンシーが高すぎると、ユーザーに「しつこい」と感じられるリスクがあります。
適度な頻度を保つことが大切です。

 

10. リーチ(Reach)とは?

意味:
広告が届いたユニークユーザー(重複を除いた人数)の数を指します。
インプレッションとは異なり、何回広告が表示されても1人としてカウントします。

例:
広告が10,000回表示され、そのうちユニークユーザーが4,000人 → リーチ数は「4,000」

ポイント:
新規ユーザーにリーチを拡大したい場合、ターゲティングの見直しが必要です。

 

11. エンゲージメント(Engagement)とは?

意味:
広告や投稿に対してユーザーが取った行動(クリック、いいね、シェア、コメントなど)の総数を指します。

計算方法:
エンゲージメント率(%) = エンゲージメント数 ÷ インプレッション数 × 100

例:
エンゲージメント数が500、インプレッション数が5,000の場合
エンゲージメント率 = 500 ÷ 5,000 × 100 = 10%

ポイント:
エンゲージメントが高いほど、広告やコンテンツがユーザーにとって興味深いことを示します。

 

12. クオリティスコア(Quality Score)とは?

意味:
Google広告やYahoo!広告で使われる指標で、広告の関連性やクリック率、ランディングページの品質を評価したスコアです。
スコアが高いほど、同じ入札額でも広告ランクが上がりやすくなります。

ポイント:
クオリティスコアを上げるためには、次のことが重要です。

  • 魅力的な広告文を作成する。
  • ランディングページの内容を広告と一致させる。
  • 高いCTRを維持する。

 

13. CPM(Cost Per Mille)とは?

意味:
広告が1,000回表示されるごとにかかる費用を指します。主にディスプレイ広告で使われます。

計算方法:
CPM = 広告費用 ÷ インプレッション数 × 1,000

例:
広告費用が20,000円、インプレッション数が50,000の場合
CPM = 20,000 ÷ 50,000 × 1,000 = 400円

ポイント:
CPMが低いほど、多くの人にコスト効率よく広告を表示できています。

 

14. ペイドメディア(Paid Media)とは?

意味:
広告費用を支払って展開するメディアのことです。

例:
Google広告、Facebook広告、ディスプレイ広告など。

ポイント:
ペイドメディアの効果を最大化するには、ターゲティングやクリエイティブの精度が重要です。

 

15. オーガニック(Organic)とは?

意味:
広告費用をかけずに得られるトラフィックやエンゲージメントのことを指します。

例:
検索エンジンで自然に表示されたページや、SNSの自然投稿への反応。

ポイント:
オーガニック流入を増やすには、SEOや質の高いコンテンツ作成が必要です。

 

16.まとめ

広告運用では、さまざまな指標や計算方法を使いながら、目標達成に向けた戦略を立てることが重要です。
今回解説した15の用語を正しく理解することで、広告の効果を正確に測定し、最適化するヒントを得られるようになります。

押さえておきたいポイント

1. 目的に応じた指標を選ぶ

売上アップを狙う場合はCVRやCPA、認知度を広げたい場合はリーチ数やインプレッション数など、目標に合わせて適切な指標を重視しましょう。

2. 数字の意味を理解して次のアクションを考える

たとえば、CPCが高い場合はクリック単価を下げる施策を、CTRが低い場合は広告クリエイティブを見直すなど、データを活用して改善点を探ります。

3. 用語に慣れて実務で活用する

用語や計算方法を理解しておくことで、チーム内やクライアントとのコミュニケーションが円滑になり、スムーズな運用が可能になります。

 

広告運用は数値で効果を測定し、データに基づいて改善を繰り返すサイクルが重要です。
ぜひこのブログを参考にして、広告運用のスキルを一歩ずつ磨いていきましょう!

広告運用の業界用語?数値の計算方法?わかりやすく解説