[Webデザインに関する豆知識] Webデザインでよく使われる単位について知ろう!
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こんにちは!
Webデザインでは、要素のサイズや間隔を指定する際にさまざまな単位が使われます。
初心者の方でも分かりやすいように、代表的な単位を実務での使われ方を交えながらご紹介します。
1. px(ピクセル)
ピクセルは最も基本的な単位で、ディスプレイ上の1つの点を表します。
- 使われる場面:固定幅を指定する場面(ボタンの高さやアイコンサイズなど)
- 実務でのアドバイス:細かい調整が必要な場面で便利です。一方で、画面サイズが変わったときの柔軟性が低いので注意しましょう。
2. %(パーセント)
%(パーセント)は親要素のサイズを基準にした相対的な単位です。
- 使われる場面:幅や高さを画面や親要素に合わせて柔軟に指定したい場合。
- 実務でのアドバイス:レスポンシブデザインに役立ちます。しかしながら、余白やパディングの指定では他の単位(pxやem)と組み合わせることが多いです。
例:
- 幅を親要素の50%に設定:
width: 50%;
3. em(エム)
emは親要素のフォントサイズを基準にした相対的な単位です。
- 使われる場面:文字サイズや内側の余白(padding)の指定。
- 実務でのアドバイス:親要素のサイズ変更が子要素に影響を与えるため、想定外のサイズにならないよう注意。
例:親要素のフォントサイズが16pxの場合、
1em
= 16px2em
= 32px
4. rem(ルートエム)
remは、ページ全体のルート要素(通常はhtml
タグ)のフォントサイズを基準にした単位です。
- 使われる場面:一貫性のあるサイズ指定(ヘッダーやボタンの余白など)。
- 実務でのアドバイス:親要素に影響されず、一貫性が保たれるため、emより使いやすい場合が多い。
例:ルート要素のフォントサイズが16pxの場合、
1rem
= 16px1.5rem
= 24px
5. vw / vh(ビューポート幅・高さ)
vw(ビューポート幅)とvh(ビューポート高さ)は、画面全体の幅や高さを基準にした単位です。
- 使われる場面:レスポンシブデザイン(フルスクリーンのセクションや背景画像など)。
- 実務でのアドバイス:画面サイズに応じて変化するため、ダイナミックなレイアウトが必要な場面で便利。
例:
100vw
= 画面の幅いっぱい50vh
= 画面の高さの半分
6. まとめ
固定幅が必要な場合はpx
を使うのがおすすめです。
一方で、一貫性を重視したい場合はrem
が適しています。
また、レスポンシブデザインを考えるなら%
やvw
、vh
を活用しましょう。
単位を正しく使い分けることで、より柔軟でユーザーに優しいWebデザインを実現できます。
「この場面ではどの単位を使うのがベストか?」を考える癖をつけることで、実務に直結するスキルアップにつながります。
ぜひ挑戦してみてください!